Ko200225
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昨年20周年を迎えたパティスリーランプリール。緑に囲まれた店内に足を踏み入れると目に入るのは、開放感のあるカフェスペースと、表情豊かな焼き菓子の数々、そして、くもり一つないショーケースに整然と並ぶ端正なプチガトーたち。その中でもひときわ存在感を放っているのは、シャンと反り返ったヘタ付きのいちごがのったショートケーキ。一口食べれば、ふわりと軽やかなスポンジと香り高いクリーム、ジューシーないちごが口の中で溶け合い、至福のひとときを紡ぎ出す。トップに飾られたいちごは、シェフの田澤さんが惚れ込んでいる新発田市石山農産の越後姫。越後姫特有の濃厚な甘みと華やかな香りはそのままに、弾けるようなフレッシュ感と程よい酸味を持ち合わせている。越後姫はやわらかすぎるため、ケーキに使うのは好きではなかったという田澤さん。しかし、「友人の紹介で石山さんの越後姫を使い始めてからは、抜群のおいしさはもちろん、一粒一粒丁寧に扱ってくれる誠実な姿勢を見て、『うちのためにここまでしてくれているんだ』と感動さえ覚えています。石山さんの越後姫に出会えて、本当によかった」と笑顔を見せる。田澤さんが絶大な信頼を寄せる石山さんは、「食べてもらうまでが、僕の仕事だと考えてるんです。だから、口に入る瞬間まで高い品質を保てるように、細心の注意を払っています。田澤さんがおいしいケーキに昇華してくれるとわかっているから、安心してバトンを渡せます。合作しているような気持ちですね」と話す。仕入れたいちごをそのまま使うため、時季によってはケーキに不釣り合いなほど大きないちごがのっていることもある。「普通に考えたらアンバランスだし、半分に切ってもいいと思うんだけど、もったいなくて。せっかくだから、ジューシーないちごをたっぷり楽しんでください」と田澤さん。二人のプロフェッショナルの厚い信頼関係から生まれる、とっておきのショートケーキが、幸せな時間を届けてくれる。33・4.「ケーキ屋さんにはいちごのケーキが期待されていると思うから、夏に登場するメロンのショートケーキにも、上にはいちごを飾るんです。いちごのケーキがあると、うれしくなりますよね」と、いちご愛にあふれる田澤さん。 5.石山さんの徹底した管理の下で育つ越後姫は、中身がギュッと詰まっていて濃密。12 ・    ・451.最適なタイミングを見極めて収穫する石山さん。子どもと向き合っているような厳しくも温かい視線でいちごを見守る。 2.丸く絞ったクリームの上に丁寧に飾られたいちごは、なんだか誇らしげ。移動中も揺れないようにびっしりと並べられた越後姫。高い品質が長時間続き、ケーキにもぴったり。新潟市・江南区11運命の出会いから生まれた、丸ごといちごのショートケーキシェフのこだわりパティスリー ランプリール新潟市江南区太右エ門新田37-1  ☎025-282-1533 С11時~19時 Л月・火曜(祝日の場合は営業) О23席 П18台

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