Ko210525
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毎日使える、使いたい価格もうれしい優しい器作陶家の駒形悦子さんは東京都西荻出身。越後三山が広がる雄大な魚沼の景観に惚れ込み、この地に移住した。それから38年、作陶一筋。釉薬もすべてお手製だ。ヤマザクラやクルミの木の灰から作る自然木灰釉(しぜんもくばいゆう)が生む、やわらかで優しい風合い。手びねりならではの、どこかゆるっとした雰囲気によく似合う。んど手びねりで作られているのは、「疲れて帰ってきた時に、ほっとしてほしいんです」といった駒形さんの思いから。「スーパーのお惣菜でもいいから、ゆるい感じの器に盛り付けたら、疲れが抜けそうじゃないですか」。ろくろを使って作るのは、カップ類とポット、茶碗だけ。「持って使う器は軽くしたいから、薄く作れるろくろで」とのこと。手びねりの器だって十分軽い。「重たいと、出したりしまったりも大変じゃない」。そう、駒形さんの器は、使い手のことを、使い手の食卓や器が使われる情景を、深く細かく考えて作られている。そして、「使いやすさは値段も含めてと思っているので、気軽に使ってもらうために、手頃な価格にしているんですよ」と。すごい。確かに、どれも思わずプライスカードを見直してしまうほどの価格設定。ざっくり切った野菜を盛っても、丁寧に作った煮込み料理を盛ってもさまになる。毎日使ってこそ味が出て、愛着が湧く。そんな器がきっと見つかる。いや、見つけてほしい。kaya陶房の器がほと夏野菜たっぷりのおかずを盛ったオーバルプレートは各2,420円。バゲットをのせたプレートはサイズを5種類ほど用意。写真は直径15cmほどのSサイズ(1,310円)。ほかに、13cmのSS、17.5cmのMS、20cmのM、25cmのLがある。釉薬もいろいろで、サイズに色に、選ぶのも楽しい。   新潟の地で作られる器を季節の料理とともにめぐります。72Pottery_Type_第7回□ 陶器 □ 磁器 □ ガラス □ 漆器kaya陶房

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